屋外に収納場所を確保
収納術なる言葉の響きからは、いわゆるスーパー主婦が考案から書籍を発売してベストセラーに繋がるような、一般人には思いも及ばぬ高度なテクニックを連想する向きも見られますが、こうした無用なハードルを自ら据え付けて捉えてしまっては、実は簡単に実践が叶う身近なヒントまでスルーしてしまい兼ねません。大切なのはより柔軟な視点から、あらゆる可能性を頭から否定せず、むしろ肯定的に探る姿勢に他なりません。
以下は極端な例ですが、例えばトイレやベランダなどに収納しておいたとしても、支障や不釣り合いが見当たらぬ家庭内のツールが存在しています。貴重な引出の中を大工道具などの工具が占拠していれば、トイレに棚が付いていればそちらへの移管が叶いますし、特に衛生上その他の問題は見当たりません。雨が降り込まぬベランダのスペースが有れば、野鳥の飛来を想定すれば可燃ごみ刑は出せずとも、回収予定日までの不燃もしくは粗大ゴミの一時退避所としての活用が叶います。収納イコール定位置で四季を通じて常にキープを続けるイメージが先行しがちですが、ご家族の暮らしの変化に伴い、臨機応変にその手法やスタイルをマイナーチェンジする作業も含めてこそ、立派なオリジナルの収納術なのです。