持家の利点を活かす

たとえば皆さんのご自宅が購入された一戸建てや分譲マンションの一室など、ご自身ご自宅の不動産であれば、現状のまま新たな収納場所を無理矢理捻り出す前に、室内全体の大掛かりなアレンジを視野に入れての全体的なリニューアルをお薦めします。これはいわゆるリフォーム工事の推奨では無く、中長期的に固定化された家具や銃器類の固定配置場所を一旦白紙に戻し、ゼロから保管状況を再構築する作業を指しています。

例えば冷蔵庫と食器棚の間に無駄な大きな空間が生じている、ベランダの雨風が当たらぬ部分が綺麗に空いているなど、保管場所すなわち収納に流用可能なスペースは、探せば想像以上に数多く生じているのが私達の家庭に共通する傾向です。勿論安全確実に保存出来るアイテムの種類は自ずと限られますが、ここで発想の転換から、室内配置全体を僅かずつスライドさせるだけでも、とりあえず相応の新たな空間を生じさせる事は十分可能です。

こうした作業を思いつきから無計画に始めてしまうと、結果無駄な時間労力の消費から中途半端な状態で力尽きてしまい、結果徒労に終わるリスクが否めません。出来れば実際の計測作業から可能な限り作業完了後の想像図を鮮明に見据えられる事をお薦めします。こうしてまずは環境を改善しておけば、そこから模索する新たな収納術を、より確実に発見出来る可能性も高まります。