賃貸物件は工夫が鍵

賃貸物件にお住まいの場合、持家とは違って自由に室内をアレンジする事が基本殆ど出来ません。壁にハンガーを設置したい、棚を設置したいなど、日欧大工レベルであったにせよ、退出時の現状復帰義務からもトラブルを招く行為に抵触しますし、何よりモラル的にも自粛がベストです。

特に育ち盛りのお子様がおられるご家庭の場合、日々身体が急成長を続けるお子様の衣服や、学校で必要な教材その他の各種ツール、更には玩具類など、ご家族のライフステージの中でも最も数多く「物」が増え続け、更に保管が必要な時期となります。この状況下でそれまで同様、箪笥やクローゼットなどの家具類に拘り、収納目的のツール自体が限られた室内スペースを占拠してしまう環境を維持するのは得策とは言えません。大人の価値観や美的感覚からすれば違和感が拭えぬ手法であったとしても、長いご家族の歩みの中の僅かな期間と割り切り、機能性最優先の収納を実践されるのがベターです。お子様の目には斬新なアイデア的発明に映るかも知れず、積極的に片付けを実践してくれれば、躾なる観点から見ても嬉しい副産物です。こうした収納術はインターネット上でも殆ど紹介されておらず、皆さんが第一人者となられる可能性も十分ですので、ぜひご家族全員で楽しみながらトライしてみてください。