断捨離が出来ないご家族向けの収納術

物が増え続ける中での収納術

物が増え続ける中での収納術 爆発的な流行語的に捉えられた時期を経て、今日ではすっかり私達の日常生活に於ける欠かせぬ価値観と作業として、断捨離の三文字熟語はすっかり市民権を得たと言えるでしょう。確かに「勿体無い」「物を大切にする」精神からすれば、時に荒っぽく無意味な贅沢とも捉えられる作業ですが、とりわけ我が国の一般的な住宅事情を考慮すれば、この作業もまた立派な収納術のカテゴリ内の行為であり、思い切った処分を通じて新たに十分な収納スペースを確保するという収納術こそ、単なる詰め込みとは違う、物を大切にする保管が叶うと言えるのも事実です。

それでも世の中には、どうしても自己所有物を捨てられない価値観を、強く有される方々は少なくありません。誤解してはならない点として、不要物まで収集から室内を埋め尽くしてしまう、いわゆるごみ屋敷化の懸念を持つ方々とは違い、大切に十分使用し切ったアイテムだからこそ、愛着その他の思い入れから「どうしても処分出来ない」と、最後の踏ん切りがつけられぬ方々を指しています。結果として限られた室内スペースが次第にこれらで占められて行く中、結果的に視界に入るのは「物の山」なるスパイラルに一旦陥ってしまうと、慣れと諦めの双方から、それが当然となるのみならず、日を追う毎に改善が難しくなってしまいます。こうして結果何の改善も為されぬ中でも、日々の生活は続いて行き、新たに必要となった各ジャンルのアイテムを購入から、更に収納場所が見当たらぬそれらが日々視界内に半ば放置と映る状況に拍車が掛かるばかりです。

こうした方々だからこそ、当初はご自身なりの収納術を駆使され、見事に整理整頓された室内環境を維持されていたに違いありません。物を大切にする心あればこそ、誰の目にもお手本となり得る収納術の実践が可能であり、だからこそ結果として「捨てるべき物が生じない」なる、何とも皮肉な状況と表裏一体である点が見逃せません。ここでは以下、現在ご自宅に存在する全てが必要であり、何一つ処分出来ない一方、日々失われて行く空間と乱雑さが気になるばかりの光景にお悩みの皆様に向け、改善のヒントをご紹介申し上げます。皆さんが見落とされている要着眼点について、住居別に実践が可能な工夫について、そして更なる柔軟な考え方から新たな可能性を見出すメリットなど、何らかのお役に立てる内容をお伝えします。ぜひご一読からご自身の現状と重ね合わせた上で、ご紹介する収納術をお役立ていただければ幸いです。

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  • [2017年05月28日]
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